オーシャン・オブ・ファイヤー(2004)

 
 
強烈でした、もの凄くカッコよかった。
この作品をみて「まだ生きていたんだ!」と、とても感心してしまいましが
(失礼ね。笑)
おじいさんになってもやっぱりカッコイイですね、雰囲気があります。
 
ある日、アラビアの富豪からシリアで行われる馬耐久レースにでてくれと頼まれた
フランク(ヴィゴ・モーテンセン)と混血種マスタングの馬ヒダルゴ。
それは大砂漠を横断する過酷なものでした。
砂嵐、アナゴの大群、灼熱の太陽、渇き・・・そして妨害。
 
私にとって地上でもっとも美しい動物って、馬ではないだろうかと思います。
この作品でも最初から最後まで美しい馬がたくさん登場します。
そして賢い。
この作品の見どころはやはりフランクと愛馬ヒダルゴの
深い信頼と結びつきでしょう。
たとえ言葉を交わさなくても、目と目でお互いの気持ちがわかる。
 
ヒダルゴがとにかく頑張るのです。
レースなのですからあたりまえなのですけれど。笑
ゴール直前のデットヒートでは思わず
サラブレットなんかに負けるなあ~
雑種の意地を見せてやれ~と
手に汗を握ってヒダルゴを応援しまいました。笑
 
それにしても馬、なんでそんなに演技がうまいの?笑
 
王様の家来役の黒人男性のアクションがよくて
なんだかヴィゴより素敵でカッコよかった。
王女の救出であっけなく死んでしまったのは残念。
 
実話なんですね。
馬、馬、とにかく馬を鑑賞する作品でした。
ラストでマスタンクの大群が疾走する光景は素晴らしく、鳥肌もの。
主人公はレース引退後、マスタンクの保護を訴える
環境保護運動家になったそうです。
 

 
【解説】allcinemaより
19世紀末の灼熱のアラビア砂漠を舞台に、全長3000マイル(約4800km)にも及ぶ過酷なサバイバル・レースに参加した一人のカウボーイとその愛馬ヒダルゴの壮絶な運命を、実話を基に映画化したスペクタクル・アドベンチャー・ロマン。主演は「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセン。共演に「アラビアのロレンス」のオマー・シャリフ。監督は「遠い空の向こうに」「ジュラシック・パーク III」のジョー・ジョンストン
 1890年、ワイルド・ウェスト・ショーで華麗な乗馬テクニックを披露するカウボーイ、フランクとその愛馬でマスタング(ネイテヴ・アメリカンの小型の雑種)のヒダルゴ。彼らはそこで“世界一早い馬と騎手”と謳われていた。その噂を聞きつけたアラブの族長はフランクとヒダルゴを千年もの歴史を持つ競馬耐久レース“オーシャン・オブ・ファイヤー”に招待した。それは灼熱のアラビア砂漠を3000マイルかけて縦断する文字通りのサバイバル・レース。王の血族と由緒正しいアラビア馬のみが出場できるレースに初めて“例外”で参加したフランクとヒダルゴは、自らの誇りと命をかけて決死の闘いに挑むのだった。