ミート・ザ・ペアレンツ(2000)

 
 
アメリカ人なら主人公の名前がFockerであることで
まず笑える(苦笑する)そうです。
このフォッカーという名前がとにかく頻繁に出てきます。
だけど、そんなにフォッカー、フォッカー言われても
トンデモナイ名前だということは、さすがに私でもわかりますが
そこまで面白いと感じることは難しい。笑
 
看護師のグレッグ(ベン)は恋人のパムとの結婚を認めてもらうために
パムの両親に逢いに行きます。
そこで待っていたパムの父親のジャック(デ・ニーロ)は元CIAでした。
 
相方の親との付き合いは何年たっても気を使うもの。
それがプロポーズ前の初めての対面とあっては緊張も半端ないでしょう。
しかも出てきた彼女の父親は不気味な作り笑いのデ・ニーロ。
これは怖い、もう登場した途端に私の妄想はゴットファザー。笑
寝室に愛馬の首が置かれたり
高速道路の料金所で停車したとたんに
ハチの巣にされちゃう光景が脳裏に浮かびます。笑
 
そんな父親に気に入られようとしたグレッグは
嘘をついたりごまかしたりしようとしたことが裏目に出て失敗ばかり。
おばあちゃんの遺灰はばらまくし、愛猫は迷子にさせてしまいます。
 
なんといっても一番可哀相だったのは結婚式を控えたパムの妹。
グレッグによって、顔にはヒドイあざをつけられ
式を行う庭は汚物だらけにされ、アーチは燃やされ無残な姿に。
無関係なのに悲惨な目にばかりあう妹ちゃんが
あまりにも気の毒すぎました。
 
この作品では頑固おやじに気を使うグレッグに同情する方が多いようですが
私はこんな娘の彼氏を認めた父親のほうに同情してしまいした。
ラストのオチも犯人はやっぱりオマエか!って・・
最後まで心が温まらなかったですね。笑
 
笑えるというよりは、とてもヒヤヒヤするコメディーでしょう。
 

 
【解説】allcinemaより
彼女との結婚を認めてもらうため、元CIAの頑固者の父親に気に入られようと奮闘する姿を描いたシチュエーション・コメディ。シカゴで看護士をしているグレッグは恋人のパムと今すぐにでも結婚したくてしょうがない。そんな折、パムの妹が結婚することになり、式に出席するためにパムとともにニューヨークの実家へと向かった。それは結婚を切り出す絶好のチャンスになるはずだった。しかし、彼を待っていたのはあまりにも手強すぎる相手だった……。