NANA(2005)


 
 
内容はよくわかりませんでしたが、意外と楽しめました。笑
ビジュアル的にいい、とても。
中島美嘉ちゃんと宮崎あおいちゃんがとにかくとっても可愛い。
 
どちらも現実にいたら、同性に嫌われるタイプの女の子。
ナナはぶっきらぼうな一匹狼タイプで男友達しかいない。
ハチ(奈々)は天然ぶりっこでイラッとくるタイプ
だけど中年おじさんにはモテる。笑
外見も性格も育った環境も違うけれど、どこか共通点があるのでしょう。
 
ふたりとも誰ともなじめずに孤独なのです。
そしてとても不器用なのです。
 
「そんな走りにくいサンダルなんて履いてくるなよ!」
「・ ・・わざとだよ」

そして脇役ながらもかなり存在感のあるもう一人の女の子。
ハチの彼氏の章司の浮気相手の幸子(サエコ)。
この幸子は可愛い顔をして実はとても計算高い
「友だちでいいから・・・」
「殴るなら私を殴って!」なんて
こんな恋敵が現れたら120%彼氏を奪われちゃいます。
ダブルナナ以上に同性から嫌われるタイプ。
 
章司の浮気を知って大泣きするハチを慰めるナナ。
ナナの恋人だった蓮のライブにナナを誘いライブでテレパシーを送るハチ。
いつの間にか二人の間にはかけがえのない友情が芽生えていました。
人気少女漫画が原作というだけあって
女性が感情移入できる部分が結構あると思います。
 
夢が叶わないこともあるし、仕事がうまくいかないときもある。
悲しい失恋だってする。
若い時はたくさんの失敗があるけれど
それを乗りこえるチカラもまたあるのです。
 
鍵付きのネックレス、ナナと蓮のモデルはシド&ナンシーですね。
それなら曲ももっとピストルズっぽくして欲しかったなあ。
でも、この作品を観たのをきっかけに
アナーキー・イン・ザ・U.K.」「ゴッド・セイブ・ザ・クィーン」とか
思わずUで聴いてしまいました。
簡単に動画やライブまで観れて、いい時代になったよね。ホント・・
おかげで時間は足りなくなったけど。笑
 

 
【解説】allcinemaより
若い女性を中心に熱狂的な支持を集める矢沢あいの同名コミックを、人気シンガーの中島美嘉と「EUREKA」「害虫」の宮崎あおい主演で映画化した青春ストーリー。偶然同じ電車で上京してきた対照的な性格の20歳の女の子“ナナ”と“奈々”の恋と友情を瑞々しく描く。監督は「とらばいゆ」「アベック モン マリ」の大谷健太郎
 東京に向かう新幹線の中で偶然出会った小松奈々と大崎ナナ。何よりも恋を優先し、東京にいる彼氏のもとに向かう奈々。一方、パンクバンドのヴォーカルとして成功を誓い、東京を目指すナナ。20歳同士で同じ名前だったことで意気投合する2人。その後、引っ越し先の部屋でも偶然の再会を果たし、結局2人は一緒に暮らすことに。対照的な2人ではあったが、この奇妙な共同生活は周囲の予想に反し2人にとって充実したものとなり、ナナと奈々の友情は深まっていった。そんな中、ナナが東京でバンド活動を開始する。一方の奈々は彼氏との関係が危機を迎えていた。