口笛が流れる港町(1960)


 
 
日活、渡り鳥シリーズの第2作目。
これは・・・
スキヤキウエスタンというジャンルなのでしょうか?笑
 
「やるじゃないか」
「お前もな」
「お前に隙があるかどうか試してみたのさ」
「お前が物騒なヤツだってことは一目見ただけでわかったぜ」
 
阿蘇の相良鉱山にやってきた
流しのギター弾きでコルト拳銃使いの滝伸次(小林旭)は
殺し屋の太刀岡(宍戸錠)と出会い、奇妙な友情で結ばれます。
セリフがいちいちカッコイイ。笑
 
「あなたのお国はどこなの?」
「人は誰も聞きたがる、あなたの国はどこってな・・。
渡り鳥には故郷なんてないのさ」
 
東京から戻ってきた杏子(浅丘ルリ子)と出会った時には
キザなセリフのうえに、哀愁の名曲「口笛が流れる港町」を歌って
彼女のハートをわしづかみ。
でも舞台の阿蘇の鉱山、港町じゃないんだけど・・
(思いっきり山だな・・笑)
そして鉱山を乗っ取ろうとうする的場組相手に大暴れします。
 
小林旭さんも宍戸錠さんも、とてもニヒルな役柄にかかわらず
そのファッションにもセリフにも
思わず噴き出してしまいそうになるのはなぜなのでしょう。笑
 
滝と太刀岡の活躍で、的場組は警察に一網打尽にされます。
そして滝は杏子には何も告げずそっと町を去るのです。
 
悪に立ち向かう「渡り鳥」が次に向かう先は
もしかしたらあなたの住む町かもしれませんね・・
あはは。笑