チザム(1970)

 
 
なかなか良かったですね。
冒頭で映し出される、馬にまたがるジョン・ウェインの姿から
キター!!という気分になります。笑
 
大牧場主で資産家、法律を尊守する正義の男チザムと
リンカーンの街を牛耳ろうとする悪徳実業家マーフィ(フォレスト・タッカー)の覇権争い。
とにかくこのマーフィが、保安官や知事を買収して好き放題し、盗みも人殺しもします。
そしてチザムの土地まで奪おうとするとことん悪い男なのです。
たとえチザムでなくとも、復讐の一念に燃えてしまうのです。
 
マーフィに雇われた、無法者のジェシーエヴァンス(リチャード・ジェッケル)が
一匹狼風で良かったですね、クールでかっこいい。
ビリー・ザ・キッドのジョフリー・デュエルも純朴で良かった、喋り方がいいのです。
主役のウェインがかすんでしまうほど。笑
 
そしてラスト、牛の大群の暴走シーンは迫力満点。
これぞ娯楽西部劇、気分爽快。笑
 
ジョン・ウェインが正義の人ジョン・チザムそのままというイメージ。
彼にはやっぱり、安心や信頼をおける男性が似合います。
 

 
【解説】yahoo!映画より
ジョン・ウェイン主演で、西部開拓時代の英雄ジョン・シンプソン・チザムの活躍を描く西部劇。監督は「シェナンドー河」「大いなる男たち」のアンドリュー・V・マクラグレン1878年ニューメキシコ。広大な牧畜王国を築き、“ペコスの王者”の異名を持つジョン・シンプソン・チザム。一方、町で急速に台頭していたローレンス・マーフィーは、数々の悪質な手口でその勢力を拡大していく。やがて、両者は激しい抗争を繰り広げるのだった。