お日柄もよくご愁傷さま(1996)

 

 
 
大変なことや忙しい時って、なぜか続きますよね。
 
ある家庭での、結婚式にお葬式、夫の浮気に出産
リストラに転職が同時に起こる・・
この作品も、そんなドタバタ劇でした。
 
初めて結婚式の仲人をすることになった夫婦。
なのに自分の娘は夫に浮気され、離婚すると出戻ってきてしまいました。
そのうえ結婚式の日の朝に、おじいちゃんが急死してしまいます。
慌しく結婚式に行き、慌しく葬儀の準備をします。
 
こんなふうにサラリーマンであれば、たとえ身内に不幸があったとしても、
断れないでしょうね・・仲人。
 
そんな忙しいときほど、落ち着いて冷静に対処しなければならないのに
家族皆がテンぱってしまい、感情むき出し。
どこの家庭も実際そうなってしまうでしょう、だから葬儀屋が儲かるのです
・・たぶん。笑
 
結婚式や葬儀を経験したことのある人なら、誰でも共感できる作品でしょう。
ただ、ラストの熟年夫婦のキスシーンはなかったほうがよかったですね。
もっと、心の繫がり的な終わり方にして欲しかったと思います。
 

 
【あらすじ】MovieWalkerより
初めての仲人を明日に控えた田中和夫は、一世一代の晴れ舞台に心に残るようなスピーチをしたいと、そのことで頭が一杯だった。ところが、そんな彼の思いと裏腹に、次女の瞳は恋人の宮本とグアム旅行の計画をこっそり練っており、身重の長女・玲子は夫・貴行の浮気問題で家出してくるなど、家庭内には問題が多発していた。さらに結婚式の当日の朝、和夫の父・源三郎が急死する。旧友のたっての願いで引き受けた仲人を断れない和夫は、父の亡きがらを妹の和枝と娘たちに任せて式に出席する。あたふたと結婚式を済ませて家に帰ってくると、玲子夫婦はまだ喧嘩を続けており、瞳は宮本からの電話で夜中に出て行ってしまって、和夫の気持ちはちっとも落ち着かなかった。しかも、リストラで不利な転職を余儀なくされていることが妻の佳菜子にバレてしまう。その夜遅く、和夫は死んだ父が家族に内緒で大雪山への登山を計画していたことを知った。父の手紙には、母と初めて会った山小屋へもう一度行って、そこに母の写真を置いてきたいという願いが綴られていた。和夫は父と母の知られざる過去に感動する。翌日、告別式の途中で玲子が予定より早く産気づくなどハプニングはさらに続いたが、無事に源三郎の遺体は荼毘に付され、玲子も男児を出産して夫婦仲を取り戻し、瞳も宮本とヨリを戻してグアム旅行に行くことになった。和夫は父の果たせなかった夢を代わりにかなえるため、大雪山へ出かけることを決心する。父と母が出会った山小屋を訪ねた和夫は、そこでふたりが残した落書きを見つけた。感極まった和夫と佳菜子は長く熱いキスを交わした。