うさぎドロップ(2011)


 
 
 
おじいちゃんとお手伝いの間にできた、
引き取り手のない隠し子を育てることになった青年。
 
子育ては1日やひと月や1年で終わるものではありません。
毎日3食食べさせ、洗濯をし、どこに行くにも送り迎えが必要です。
喧嘩もするし、病気もするし、迷子にもなるのです。
20代の独身男性が6歳の女の子を悪戦苦闘しながら、
さまざまな子育ての苦難を乗り越えていく・・そんなストリー。
 
とにかく松ケンが走る、走る。
思わず、自転車買って駅前の駐輪場に預けようよ?と思ってしまいます。
保育園からいなくなった子どもも、職場の人間や家族で駆け回り探します。
子どもが行方不明になったら、まずは警察に連絡でしょう。
それより前に、保育園や幼稚園の出入り口に鍵がかかっていないということは
ありえません。
 
リアリティを出そうという演出が、リアリティに欠けてしまった・・
 
でも主演者の演技は、なかなか良かったと思います。
役者に助けられた作品でしょう。
お墓参りのシーンでは、子役の大げさな泣きっぷりに
思わずウルルンもらい泣き。笑
 
でもこの作品、海外の「赤ちゃんに乾杯」「スリーメン&ベイビー」や
赤ちゃん泥棒」のようにコメディに徹したほうがよかったのかもしれませんね。
独身男性が6歳少女を育てるという設定自体、現実では厳しすぎますし。
 

【解説】allcinemaより
宇仁田ゆみの人気コミックスを「GANTZ」「ノルウェイの森」の松山ケンイチとTV「Mother」マルモのおきて」の芦田愛菜主演で実写映画化したハートフル・ドラマ。ひょんなことから亡き祖父の隠し子である少女を引き取ることになった独身サラリーマンが、子育てという未知の世界に悪戦苦闘しながらも、周囲の人々に支えられながら、少しずつ少女との愛情を育み絆を結んでいく姿をハートウォーミングに綴る。共演は「あしたのジョー」の香里奈。監督は「ポストマン・ブルース」「MONDAY」のSABU
 27歳の河地ダイキチは、会社では部下からの信頼も厚い働き盛りの独身サラリーマン。ある日、祖父の葬式で、その祖父に隠し子がいたことが発覚。しかもわずか6歳の女の子だった。母親の行方も分からず、親戚一同が迷惑顔で、少女の引受先を決めあぐねているのを見て、思わず“自分が育てる”と宣言してしまうダイキチ。こうして血縁的には叔母となる6歳の少女・鹿賀りんとの奇妙な共同生活が始まった。しかし保育園のことさえ頭になかったダイキチ。どうにか一時保育先は確保したものの、数日としないうちに、これまで通りの仕事をこなしながらりんを育てることは到底できないと痛感する。その結果、子育てを始めて早々に、ある大きな決断を迫られることになるのだが…。