ジョン・ウェインがアカデミー賞主演男優賞を受賞、まさしく功労賞ですね。
コーエン兄弟の「トルゥー・グリット」のオリジナル。
父親の復讐をしようとするお転婆な１４歳の女の子マティ（キム・ダービー）。
その少女に雇われた、やくざな飲んだくれ保安官ルースター・コグバーン（ウェイン）と
テキサス男ラ・ボーフ（グレン・キャンベル）の３人の珍道中。
あのジョン・ウェインが、男の子みたいな外見で決して可愛くはなく
しかもワーワーとお喋りで我儘で勝気な少女にやりこめられてタジタジ・・
そんなウェインが、とても可愛く見えてしまいます（笑）。
しかしクライマックスでは男らしく、「くたばれ悪党ども！」と馬の手綱を口にくわえ
ライフルと拳銃の２丁拳銃で馬を疾走させながら悪党一味を痛快に倒していきます（笑）。
喧嘩ばかりだった保安官と少女は、いつの間にか固い友情で結ばれていました。
「私の家族と同じお墓に埋めてあげる」
このセリフにはジーンときます。
ラストにダゲット弁護士が登場したのにはびっくりしましたね。
彼の存在は少女のホラ話だと、誰もが思ったはずでしょう（笑）。
【解説】allcinemaより父親を殺された少女マティは、凄腕の名保安官コグバーンを雇って、犯人の追跡を始める……。アイパッチをつけたＪ・ウェインが、片手に拳銃、片手にライフルをもって馬上から犯人を撃つシーンがカッコ良く、ウェインはこれで念願のアカデミー主演男優賞に輝いた。同じ主人公による続編「オレゴン魂」も製作された。
少女マティはトムという雇い人の男に父親を殺され、復讐を誓う。そして、その征伐のため、アイパッチを着けたベテラン保安官のコグバーンが雇われることに。さらには若いテキサス・レンジャーのラ・ボーフもその任を請け負い、こうして３人はトムら犯人一味を追う旅に出る。だがやがて、マティがトムに捕らえられ、ラ・ボーフが救出に向かう。その間コグバーンは援護射撃で一味に対抗、激しい攻防の末にトムを倒し、マティは無事助け出されるのだが…。
