そろそろアカデミー賞の時期ですので、私も話題に乗ろうかと思いまして。
昨年の受賞作なんですけどね。
第84回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など5部門を受賞。
フランス映画として初の米アカデミー作品賞受賞作。
この作品・・・どうでした?
(誰に聞いているの?笑)
確かに秀作には間違いないのですが、
私が感情移入できなかった理由は
恋愛映画として鑑賞してしまったことでしょうか。
生活に困って家財道具を売り出す、かっての大スター、ジョージ。
それをすべて買い取ったり、行き場のなくなった彼を助けたり
最後には彼を再び銀幕のスターにしようと奮闘する
いまや売れっ子女優のペビー。
そこまでひとりの男性を愛しているのに・・
そして愛する男性には妻がいるのに・・・
狂おしさも、熱いまなざしも、包み込むような愛情も感じなかった。
無償でジョージをかいがいしく世話する執事の姿のほうが
ジーンときてしまったくらいです。
一番良かったのは、やはり犬のジャック(アギー)でした。
死んだフリをしたり、キスをすると顔をうずめたり
いつもジョージのそばにいて、とにかく可愛らしい。
いろいろな名作の良い所ばかり取り入れて
世渡り上手すぎる作品かなという印象。
そんな元ネタ探しをするのには、結構楽しい作品かも知れませんね。
【あらすじ】yahoo映画より