十一人の侍(1967)

 
 
 
 

 


館林藩主の松平斉厚が狩の最中に 
自ら潘境を越えて農民を弓矢で殺します。

忍藩主の阿部正由がそのことをたしなめると
斉厚はそれに腹を立て同じその弓矢で
阿部の目玉を射抜いて殺してしまうのです。

この通り、この松平斉厚が実に憎たらしいヤツで(苦笑)
「バカ殿」としか言いようがないようなキャラ。
しかしそのせいか、ストリーにはグッと入り込めます。
 
なのに、斉厚が将軍の弟であるため
阿部に非があるとされてしまいます。
そのうえ忍藩までが、潰されそうになるのです。
 
そんな幕府の対応に怒った忍藩次席家老の榊原帯刀は
主君の仇を討つために仙石隼人に斉厚暗殺を命じます。
 
街道筋の山道で斉厚を待ち伏せますが
お家断絶は許されるかもしれないと騙され
暗殺は一時中止になってしまう
 
その後、豪雨の中、斉厚一行を追う11人の侍。
追いついた11人と斉厚の50人の武士たち
ついには凄まじい戦いが繰り広げらることになります。


お約束的な勧善懲悪なストリーは良かったですね。
こういうわかりやすい作品というのは
観て、ストレス解消になるような気がするのです。
 

【あらすじ】goo映画より
将軍の弟にあたる館林藩藩主松平齊厚の短気から、忍藩の主阿部正由が殺された。忍藩次席家老榊原帯刀は訴状を老中水野越前守に届け出た。しかし、齊厚の暴虐と知りつつも、水野は忍藩の非とした。このままでは、藩は取潰しにされると、帯刀は仙石隼人に齊厚暗殺を命じた。隼人は同志九人と共に江戸に向い、暗殺計画を綿密に練った。一方、館林藩の知恵家老秋吉刑部は、忍藩の暗殺隊を予知し、吉原に入りびたりの齊厚に警護をつけ、逆に隼人らを救うが、浪人井戸大四郎に妨げられてしまった。やがてある日帰藩するために、齊厚は刑部の率いる五十人の騎馬隊に守られ、日光街道をひた走っていった。それを隼人らが待ちうけていた。しかし、その矢先、水野に踊らされた帯刀は計画中止を命令、隼人らは成功を目前にして涙をのんだ。それは水野が刑部と仕組んだ謀略だった。