やってくるデュークで始まり
去って行くデュークで終わることで有名な作品。
インディアンに家族を焼き討ちされ、復讐に燃えたイーサンは
仲間と共に誘拐された姪のルーシーとデビーを捜索する旅に出ます。
しかしルーシーは死体で見つかってしまいます。
それから何年も捜索し、やっと見つけたデビーは成長していて
彼女から「自分はコマンチ!帰って!!」と言われてしまいます。
なっていた(と思う)のです。
救出劇としてとても見ごたえのある作品でした。
しかし、あまりにもネイティブ・アメリカン=人殺し的なイメージで
描かれているので
現代的な感覚で観てしまうと、違和感を覚えてしまいます。
でも、イーサンに同行していたマーティンが
知らない間にコマンチの女と結婚していて、
その女性が甲斐甲斐しく尽くそうとするシーンには
ちょっとウケてしまいましたが。
そしてなんといってもこの作品の見所は
西部劇ファンには胸ときめくモニュメント・バレーの風景ですよね。
ジョン・フォード・ポイントと呼ばれ、あまりにも有名です。
あの広大な風景をバックに
馬にまたがるデュークには、ただうっとりなのです。