洋画・西部劇

太陽の中の対決(1967)

原題は「Hombre」(スペイン語で男) 西部劇ではよくあるネイティブアメリカンに育てられた白人の話なのですが マーティン・リットの人種差別に対する怒りや 裕福な白人アメリカンへの反骨心が垣間見えるポストウエスタン 高低差と奥行きを活かした演出も逸品…

死の追跡(1973)

原題は「The Deadly Trackers」”Trackers”とは追跡者のこと 70年代なニューシネマ・テイスト西部劇 ストーリーそのものは、妻子を無法者に殺された保安官が 復讐するという単純なものですが バイオレンスでハードな展開、バッドエンドは見ていて苦しい 正義…

殺しが静かにやって来る(1968)

原題は「IL GRANDE SILENZIO」(大いなる沈黙) ブニュエルは「アンダルシアの犬」(1929)を 人々を不快にさせるために作ったというけれど セルジオ・コルブッチもかなりシュルレアリスティック (理性や道徳、美的という先入見を排除した思考) 今までにない…

去り行く男(1955)

原題は「JUBAL」(ジュバル=主人公の名前)名優たちの若い頃が見られる、実に豪華なキャストですが韓流ドラマを西部劇にしたみたいな善人陥れ系ドロドロ恋愛劇(笑)後味悪いけど、一応ハッピー・エンドになります ロッキーで崖から落ちて遭難した流れ者の…

ゴールデン・リバー(2018)

またもや邦題の罠しかも予告から、キャッチコピーまで違う内容を想像させるもの配給元は映画ファンにケンカを売っているのか?は、とにかく(笑)原題は「TheSistersBrothers」(シスターズ兄弟)フランス人の監督が撮ると西部劇もこうなるのかただのアクシ…

五人の軍隊(1969)

これは見やすい、わかりやすい、面白い西部劇イタリア映画なので「マカロニウエスタン」ですがマカロニのような泥臭さがなく、むしろ洗練された印象ひとりづつ仲間を集めていく序盤は「七人の侍」(1954)騎兵隊を装い鉄道事強奪を図る展開は「ワイルドバン…

遠い喇叭(ラッパ)(1963)

原題も「ADISTANT TRUMPET」ラオール・ウォルシュはこの作品の後映画界を引退してるんですね(没年は1980年93歳)引退と関係あるかどうかはわかりませんが、この頃の映画は騎兵隊によるインディアン討伐西部劇が反省される傾向にあったそうですにもかかわら…

遠い喇叭(ラッパ)(1963)

原題も「ADISTANT TRUMPET」ラオール・ウォルシュはこの作品の後映画界を引退してるんですね(没年は1980年93歳)引退と関係あるかどうかはわかりませんが、この頃の映画は騎兵隊によるインディアン討伐西部劇が反省される傾向にあったそうですにもかかわら…

続・さすらいの一匹狼(1965)

原題は「ADIOSGRINGO」(さよなら、グリンゴ)GRINGO(グリンゴ)とはメキシコ人から見た外国人すなわち白人のアメリカ人のことマカロニ・ウエスタンだけれど、タイトルからきているように流れ的にはアメリカの西部劇に近いと思いますお人好しの若い牧場主、…

さすらいの一匹狼(1966)

原題はPeril gusto di uccidere(殺人の味)監督はレオーネの弟子だったトニーノ・ヴァレリですがレオーネのような大作というより、娯楽性を重視した作風で主題歌も粋で作品と見事にマッチしています主人公ランキー・フェローは、銀行から輸送中の金が盗賊に…

暁の用心棒(1966)

例に違わずデタラメな邦題で、暁も用心棒も出てきません原題は「UNDOLLARO FRA I DENTI」(歯で1ドル)でもこういう知らないB級西部劇を見てネットで調べると面白い発見がいろいろあるのは楽しい東和(現・東宝東和)配給による何の関連もない「用心棒シリ…

皆殺し無頼(1966)

女性が悪役、という珍しい西部劇美人の後妻サマンサを演じたロザルバ・ネリはマカロニ至上、最強悪女と言われているそうですまあ、今となってはこれくらいの毒女普通に多いですけど(笑)解りやすく、それなりに面白いそしてなんといってもこの毒女が干から…

リンゴ・キッド(1966)

原題は「JOHNNYORO」(黄金ジョニー)邦題が「リンゴ・キッド」なのは主人公ジョニー・リンゴが「駅馬車」(1939)のリンゴ・キッドのモデルだったからと思います下記のallcinemaさんの通称“ビリー・ザ・キッド”は全くの別人リンゴとビリーを同一人物にするな…

トゥルー・グリット(2010)

デュークの名作「勇気ある追跡」(1969)のリメイク版といってもコーエン兄弟は「勇気ある追跡」を一度も見ないまま(笑)原作を彼らなりに解釈して脚本を手掛けたようですそして主演のジェフ・ブリッジス、マット・デイモンジョシュ・ブローリンという芸達者…

ジェシー・ジェームズの暗殺(2007)

原題は「THEASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD」(臆病者ロバート・フォードによるジェシー・ジェームズの暗殺)プラピが制作・主演というだけで私にとってつまらない映画になる「オレ様」俳優でも、トムクル様はトムクル様アクション…

ウィル・ペニー(1967)

初老の男の悲哀と、純愛興行的成功はしなかったしなかったそうですが、なかなかの名作私が見た中ではチャールトン・ヘストンのベスト演技だと思います身の程をわきまえた男のいじらしさに胸が詰まる雇われカウボーイのウィル(ヘストン)は仲間内では最年長…

夕陽の群盗(1972)

ジェフ・ブリッジスの初期主演作品でありロバート・ベントン監督のデビュー作カメラはゴードン・ウィルスそれだけでも期待が高まるわけですが映画ツウからの評価の高い作品だけあってなかなかの青春映画の傑作だと思いますアメリカン・ニューシネマ風、ネオ…

マグニフィセント・セブン(2016)

「七人の侍」の翻案「荒野の七人」をリメイク今では三船敏郎やスティーブ・マックイーンのようにカリスマのある俳優は少ないだろうし製作するにあたってハードルは高かったと思いますなので最初から「七人の侍」と「荒野の七人」は頭から消し去って違う映画…

シルバー・サドル 新・復讐の用心棒(1978)

ラストでポニーにまたがってジェンマを追いかける子どもの姿に思いがけず泣いてしまいました(笑)いや、なかなか良かったですジュリアーノ・ジェンマが出演した最後のマカロニということ騙されて荒れ地を買わされ、盗賊に妻を殺されてしまった男が土地を売っ…

野獣暁に死す(1968)

悪役が仲代達也さんそっくりだな、と感心していましたら本物の仲代さんでした(笑)イタリア人に紛れても、あまり違和感ありません妻を辱められ、無実の罪で牢獄に入れられたビル・カイオワ宿敵エルフェゴに復讐するために4人の腕利きガンマンを雇い旅に出ます…

ガンマン大連合(1970)

面白かったですね出色のマカロニウェスタン西部劇マニアから人気なのもわかります監督のセルジオ・コルブッチとセルジオ・レオーネはライバル的存在だったそうで本作も「夕陽のギャングたち」に対抗して撮ったとか(笑)モリコーネの一度聴いたら忘れられない…

裏切りの荒野(1968)

allcinemaさんの解説は少し違っていて主人公のホセはガンマンではなくセビリヤの工場を警備する真面目な軍曹そこに働きに来た美女カルメンが同僚と喧嘩し相手を半殺しにしたため警察に出頭させる途中彼女を逃がしてしまい、降格させられるのをきっかけにカル…

壮烈第七騎兵隊(1941)

南北戦争の英雄、カスター将軍アメリカ史は知らなくても、名前だけは知っています作品のほうはかなり脚色し、実話とは違うということですが娯楽映画として秀作だと思います特に前半はコメディ色が強く楽しい厳しい士官学校に将軍様かというようなド派手な軍…

レッド・ムーン(1968)

原題の「Stalking Moon」のStalkingは獣が音もたてずに獲物に忍び寄るさまということなのだそうです今で言う「ストーカー」で、執拗に相手に近づくのですこれはスピルバーグの「激突!」よりはるか昔に描かれた姿が見えない襲撃者の恐怖という、異色西部劇「…

左きゝの拳銃(1958)

ポール・ニューマンのビリー・ザ・キッドアーサー・ペン(35歳)の初監督作品でありポール・ニューマン(32歳)の初主演作品最初はジェームス・ディーンが出演予定だったらしくやはりディーン向けに書かれた脚本なんだなと感じます公開当時は暗い内容と不評…

大いなる決闘(1976)

「大いなる・・」がつくシリーズ似たようなタイトルが多いと、見たかどうか忘れてしまうのですが過去にも見ていた作品でした(笑)元保安官のバーゲード(ヘストン)に復讐するためだけに脱獄した凶悪犯ブロボ(コバーン)コバーンの残酷で粘着質な悪役がすご…

帰らざる河(1954)

MMは本当に素敵な声艶があって、女性の私でも聞き惚れてしまうケネディ大統領にバースデーソングを歌ったフィルムを見たことがありますがこれには誰でもキュン死してしまいます(笑)ここでは、その歌声を大いに堪能できるうえ妖艶なドレスはもちろん、カジュ…

許されざる者(1959)

失敗作だとか駄作だとか酷評が多いようですがそこまで悪いとは思いませんでしたジョン・ヒューストンが自伝の中でこの映画のことを「一番嫌いな映画」と記しているそうですが、それは映画の内容よりあまりにもこの作品をコケにされたからなのでは(笑)たった4…

昼下りの決斗(1962)

「私はただ、正しく死にたい」こんなおバカ娘に命を懸けるなんて助けたって、同じ安易な道しか行かないような娘なのに(毒舌失礼)サム・ペキンパーの実質的な映画監督第1作でありジョエル・マクリー(55歳)とランドルフ・スコット(59歳)当時のガン・ア…

バッド・ガールズ(1994)

大佐殺しで逃亡しているもと売春婦の凄腕女ガンマンが(なぜ凄腕なのかはわからない)盗まれたお金を取り戻すため誘拐された仲間を救うため悪党のキッド団と戦うというお話背中からは撃つし縛られた相手は撃つという西部劇の掟は無視のうえ展開も無理やりな…