洋画・サスペンス/犯罪/マネー
イタリア南部のジョイア・タウロと呼ばれるコムーネ(共同体)にあるチャンブラというスラム通り監督と撮影隊が過去にこの場所で撮影機材一式を積んだ車を盗まれたのをきっかけにその返還交渉で制作機会を得たそうです主人公のピオ少年はじめ、家族や親戚一…
原題であるチェコ語の「nevinnost」は「無罪」や「無邪気」という意味もあるそうです女性の一途で純粋な愛情、と言えば聞こえがいいですがいわゆる「メンヘラ」(”心に問題を抱えている人”という意味のインターネットスラング)ものメンヘラタイプの女性は、…
ジョン・ル・カレ原作のポリティカル(政治的)スリラーでル・カレ本人も製作総指揮に加わった意欲作「裏切りのサーカス」(2011)でもそうでしたが静かな熱量を持ったシリアスドラマ今のままではテロはいつまでたっても終わらない主張の強い作品でしたしかし…
「“ゴッズ・ポケット”の男たちは単純だ働き、野球を観戦し、結婚をして子供を持つ、町を出るものはいないほぼ全員が盗みの経験者で、子供の頃人の家に放火戦うべきとき、われ先にと逃げ出す連中イカサマが好きで、親は子供を殴る何があっても町を離れないし…
60年代のギリシャとトルコが舞台の殺人ミステリーキルステンがキム・ノヴァクやティッピー・ヘドレンを彷彿させる金髪にしていたこともあって最初はヒッチコック風に思えましたが中盤からは失速してたいしたどんでん返しもなくただ堕ちて行く3人の人間模様…
法廷ものといったらこの人、大ベストセラー作家ジョン・グリシャム貧しい季節労働者の5人兄弟の2番目で、12歳からミシシッピ州に住み10代から働き始めるものの低賃金に嫌気がさし働きながら進学し、ロースクール、そして弁護士事務所を開業1983年…
アメリカの人気お笑いコンビ、キー&ピールのジョーダン・ピールの監督デビュー作「ファーゴ」でドジなFBI捜査官で出演、背の低いほうがピール監督なんと彼ら自身のお笑いのネタが人種差別、奴隷売買なのだそうですそして町山氏の解説によれば、この映画がア…
原題は「Prizzi'sHonor」(プリッツィ一家の名誉)「Mr.&Mrs.スミス」(2005)の元ネタ的なブラック・コメディジョン・ヒューストン監督に主演はジャック・ニコルソンキャスリーン・ターナーさらには監督の娘、アンジェリカ・ヒューストンもうこの時点でクセモ…
特殊部隊もののB級アクション映画のようなタイトルですが(笑)面白かったですね、これが未公開とはもったいないブラジル社会の根深い腐敗やシステムの矛盾を静かに強く訴えかけているドキュメントタッチで硬派な社会派サスペンス冒頭の「フィクションです」の…
「英国人には気をつけろよ」この映画で初めてアーミッシュという存在を知りましたアメリカやカナダに居住するドイツ系移民でルター派とツヴィングリ派の新教再組織から生まれたアンマン派信徒の一派これより規律が緩和だという宗派がモルモン教は日本でも知ら…
このての作品はツッコもうと思えばいくらでもツッコめる系ですが細かいことは考えず(細かくはないがな)「超魔術」を受け入れ素直に騙されれば楽しめると思います特にマジックで不倫をなくする、あれはいい(笑)マジシャンとして成功しているダニエル(ジェシ…
社会現象になったくらい話題の映画で当時は見ていない人のほうが少なかったのではないでしょうか浮気の代償あるパーティで知り合った、大人の男女偶然仕事で再会し、お酒を飲み意気投合男は妻帯者でしたが、「大人の割り切った関係」女の部屋に泊まり、「夫…
全く期待しなかったせいか、思いのほか楽しめました105分という長さで、サラッと鑑賞できるのもGOOD海外に行ったらスリには気をつけないといけません(笑)ニューオーリンズの高級レストラン突然、ニッキー(ウィル・スミス)の席にやってきて恋人の振りをしてと…
「戦争だ!」「戦争で結構よ」ロジェ・ヴァディム × ジャンヌ・モロー × ジェラール・フィリップほぼ満席、こんなに混んでる恵比寿ガーデンシネマは初めてかも(笑)ジュラール・フィリップ(36歳)の遺作でもあるということでリアルタイムで当時の彼の映画を…
「週刊文春」の記者もこんな感じなのでしょうか(褒めています)この作品でもパパラッチであるジェイク・ギレンホールの病みっぷりがハンパない(褒めています)倫理観の欠片も持たない、最低なクズだからできる仕事(褒めています)もちろん「週刊文春」同…
見た後には何も残らないイージーウォッチング映画ですが誰も死なないし、誰も不幸にしない展開は好感が持てますしペキンパーやシーゲル系の野郎映画が好きな人ならきっと気に入ると思いますしかも出演者は「スターウォーズ」「007」「ファンタスティックビー…
早稲田松竹にて鑑賞カーチェイス・ミュージカルという新種の誕生本公開からはかなり遅れましたが、劇場で見て正解でしたただし、ストーリーとか内容とかこの際どうでもいいよねと肝に銘じて見るべきでしょう(笑)犯行現場から逃げるための専門ドライバーを「…
第87回アカデミー賞でロバート・デュヴァル様が史上2番目の高齢でオスカー候補に挙がったのは嬉しかったですねしかし助演男優賞受賞は、納得の「セッション」J・K・シモンズあああ、なんでお前が、よりによってこの年にっ!ロバート・ダウニー・Jrも素晴ら…
原題は「Luftslottetsom sprängdes」(爆発した空の城)「雀蜂の巣を蹴った女(娘)」雀蜂の巣を蹴るとは危険を顧みずにとんでもないことをしでかすあるいは敵を挑発するという意味の慣用表現だそうですリスベット自ら使う名称が”スズメバチ”頭蓋骨その他に…
1作目ほどのセンスは感じられなかったものの売春組織や国家機密、旧ソ連のスパイというような社会派テイストが絡み国際謀略ミステリーファンにはたまらないものはありましたハリエット失踪事件の共同調査から1年オーストラリア、ニュージーランド、カリブ海…
原題は「TheGirl with the Dragon Tattoo/Millennium: Part 1 MenWho Hate Women(Mänsom hatar kvinnor)」「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(女たちを憎む男)」ハリウッドリメイクのデヴィッド・フィンチャー版「ドラゴン・タトゥーの女」(2011)は見…
大統領専属の弁護士になった人物の物語、ではなく(笑)リンカーン・コンチネンタルの後部座席で移動中に仕事をこなすチョイ悪な弁護士が主人公ハラー(マシュー・マコノヒー)はお金のためなら強引な方法も厭わない弁護士チョロくて大金が入る美味しい仕事が…
「キジ殺し」これはタイトルからして惹かれますキジ撃ちとは多くのキジを放ち、それを撃つという狩猟ゲームで(主に金持ちが行う)単なる遊びそのキジ撃ちを、犯人たちが学生時代に行っていた犯罪に例えその際に殺人も行われたので、「撃ち」でなく「殺し」…
「輪廻転生」と「因果応報」がテーマのサスペンス劇美輪明宏さんと江原啓之さんの「オーラの泉」が好きだった人なら面白く見れるのではないでしょうか「輪廻転生」って仏教的なイメージがありますがアメリカで行われた世論調査では4人に1人が輪廻転生を信じ…
この作品の主人公は現代社会において誰にでも当てはまるのではないか、そう思います私もブログを読んでいただいたり、コメントがあれば嬉しいですしブロ友さんの記事は刺激にもなりますし、勉強にもなります家族や友人との連絡もラインやメールがほとんどS…
エミリー・ブラントは、ガールって年じゃないでしょ(笑)原作者はポーラ・ホーキンズというイギリスの人気女流作家で女性目線から見たミステリーしかもヒロインはアルコール依存症で、うつ状態、別れた夫にはストーカーなのにおせっかいが生じて、殺人事件を…
TVドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の特別版日本でも放映されているようですが1話も見たことがありませんシャーロック・ホームズの現代版のようです私の年代は「ホームズ」に「ワトソン君」という呼び方でしたがイマドキは「シャーロック」に「ジ…
イタリアでは「ゴッド・ファーザー」「ゴモラ」と並ぶ傑作と絶賛されダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリアのアカデミー賞)では作品賞、監督賞、脚本賞他9部門受賞ということしかしエンターティンメント性はゼロでした(笑)マフィア映画というより、人間…
「監視社会は必要だが、監視する人間を監視する人間も必要だ」「じゃあその人は誰が監視するの?」日本でも、特定秘密保護法、安保関連法、盗聴案共謀罪といった法案が次々と可決になっていますが駅周辺では反対派?の人たちがビラを配っているのもよく見か…
原作はジョン・ル・カレのスパイ小説の金字塔「裏切りのサーカス」も良かったのでル・カレの地味な作風は、私とは相性がいいようです最初はリチャード・バートンのあまりの不愛想さに「リズは彼のどこが好きになったのかしら?」なんて映画の内容とは関係な…