2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

双頭の鷲(1947)

「僕はあなたを幸せにすることはできない」「しかし僕らは紋章にある双頭の鷲になれる」 原題も「L' AIGLE A DEUX TETES」(双頭の鷲)三島由紀夫が絶賛したというこの作品1898年に起きたエリザベート(オーストリア皇后)暗殺事件をヒントにジャン・コクトー…

モロッコ (1930)

原題も「MOROCCO」 男装にシルクハット 髪を掻いて、2段階の指の挨拶 マレーネ姐さんが粋でカッコいい でも灼熱の砂漠に軽装備で死ぬ気満々のラストは 私は30分もしないうちにさすがに無謀だと気づいて帰ってくると思う(笑) そして紳士で優しいオジサマと…

オズの魔法使(1939)

かかとを三回鳴らして唱えるのよ「There’s no place like home!」(おうちほどいい場所はない!) 「いのちを守るSTAY HOME (ステイホーム)週間」にぴったりの名作ぜひ家族で楽しんでほしいと思います原題も「THE WIZARD OF OZ」 もうすぐ第二次…

すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019)

「すみっコ」が世間で人気のキャラクターくらいしか知らずに観賞予備知識がなくて正解だったと思います感動や喜びで涙する、というよりは哀しいお話でした世の中から「必要でない」「嫌われている」と認識され隅っこで暮らすキャラクターたちが、本の中のス…

チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密(2012)

原題は「STARLET」(スターレット =愛犬の名前)「STARLET」には「小さな星」や「スターの卵」という意味もあるそうですそれにしても毎度のことながら副題でネタバレする配給会社のやり方はなんだしかもチワワじゃなくてミックスだし(笑) 邦題のせいで損…

最初で最後のキス(2016)

「ブルーは好きだが、ロレンツォは好きになれないな」原題は「UN BACIO」(キスを一つ=じゃあ、またね) イタリア映画にしてはずいぶん保守的で差別的な映画だなと思ったのですがそれもそのはず2008年にアメリカ・カリフォルニア州でおこったゲイの少年が同…

 ラッキー(2017)

「どうして俺はリベラーチェの性的指向にこだわっていたんだろうな」 原題も「LUCKY」監督は無名だし、90歳の爺が主演、期待しないで鑑賞しましたが意外にも玄人向けの素晴らしい出来で(笑)2017年9月に91歳で亡くなった名脇役ハリー・ディーン・スタントン…

トータルリコール(2012)

原題も「Total Recall」(完全な記憶)原作は1989年に発表されたフィリップ・K・ディックの短編集の中のひとつ「We Can Remember It for You Wholesale」(追憶売ります) 1990年のポール・バーホーベン版は言わずと知れた信者の多い作品こちらはリメイク版…

仮面/ペルソナ(1967)

原題は「PERSONA」(人格)「魔術師」(1958)も「口の利けない(利かない)」主人公だったので気になって2度目の観賞(あらすじ、ネタバレあり) 映写機のカーボンライト、回るフィルム、子どもの手、どたばた喜劇蜘蛛、生贄の羊、鳥の内臓、眼、釘を打ちつけ…

魔術師(1958)

「見るものは 見た」「知るものは 知った」 原題は「Ansiktet」(顔)原作は英ミステリー作家のG・K・チェスタトン「魔術-ある幻想的な喜劇」旅芸人の魔術師の一座と、科学主義者たちの科学と魔法の対立を喜劇にして描いた必見の傑作ベルイマンのなかでは宗教…

地球の静止する日(1951)

原題は「THE DAY THE EARTH STOOD STILL」(地球が静かになった日)いわゆる”ファーストコンタクト”もので最初はB級どころか、C級かD級を思わせるあまりのチープさに失笑してしまいまいましたが(笑) ロバート・ワイズだけにドラマ部分がしっかりしていてSF…

モンキー・ビジネス(1952)

原題も「MONKEY BUSINESS」モンキー・ビジネスには「いんちき」「 ごまかし」「いたずら」という意味があるそうです 本作では「猿の仕業」という意味合い 【ここからネタバレあらすじ】 オクスリー社長(チャールズ・コバーン)の製薬会社で「若返り」の新薬を…

モダン・タイムス(1936)

原題も「MODERN TIMES」(現代)何度観ても安心のクオリティ最小限の音声と字幕、最大限の風刺と哀愁ここまで境地に達したら、チャーリーがトーキーに踏み切れなかったのもわかる それでも次作「独裁者」(1940)のラストの演説の言霊には心が震えるもし赤狩り…

グッバイ・ゴダール!(2017)

原題は「LE REDOUTABLE」(リダウタブル =フィルム) アンヌ・ヴィアゼムスキーは、ロシア貴族の血を引きノーベル賞作家フランソワ・モーリヤックを祖父に持つセレブおまけにソルボンヌ大学哲学科に通うインテリ16歳のとき、ロベール・ブレッソンの「バルタ…

溺れるナイフ(2016)

全く意味不明だったんですけど(笑)難解というよりは、何がいいたいのか全くわからないギャガ(配給会社)の重役がこれ見て面白ったのなら「アベノマスク」と同じくらい、感覚がずれている(笑) なんでも原作は全17巻にわたる人気漫画でヒロインの小学6年生…

若草物語 (1964)

4人姉妹の物語ですがオルコットの「若草物語」(映画は1949年版が有名)ではなく谷崎潤一郎の「細雪」に近いようで遠い(笑)姉妹のうち次女と三女がひとりの男性を慕いあう青春ストーリー 東京オリンピックの年のトレンドを見れるのは面白い学生運動、飛行…

息子(1991)

「いいではないか」 はじめは「祖国」というタイトルだったそうですでも「祖国」だと民族分断みたいですものね(笑)原作は椎名 誠の「倉庫作業員」 仕事のため都会に出ていく若者と、田舎に残ったひとり暮らしの老人山田洋次らしく家族のあり方を丁寧に描写し…

蜘蛛巣城(1957)

原作のシェイクスピアの「マクベス」はよく知らず鑑賞 言えるのは、舞台が日本の時代劇になっても全く違和感ない 山田五十鈴が怪演すぎて、三船敏郎がかすんで見えるくらい(笑) 大殿に忠誠を誓った主人公が、森の中でもののけから“予言”されますもののけは…

わが谷は緑なりき (1941)

原題は「HOW GREEN WAS MY VALLEY」(私の谷は緑だった) 世界中のホラー映画マニアから敬愛されているロディ・マクドウォールのデビュー作が、まさかこれだったとは(笑) オープニングから名作の香りがプンプン(笑)滅びゆく炭鉱の村から去ろうとしている…