2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ソイレント・グリーン(1973)

原題も「SOYLENTGREEN」ソイレントとは「soybean」(大豆)と「lentirl」(レンズ豆)の合成語1973年当時に50年後である2022年にはニューヨークの人口が4000万人を超えるだろうと設定したSF映画(ニューヨークの現在の人口は2000万人強)今となってはツッコ…

フォエバー・フレンズ(1988)

原題は「BEACHES」(ビーチ 海岸)女同士の親友もの喧嘩して、別れて、またくっついてどちらかが難病になって死ぬ、あるあるしかし私の見解では、これでもかというくらい仲の良い女性同士の親友ほど、いったんこじれたらもとに戻らないそれどころか、かなり…

ハウス・ジャック・ビルト(2018)

「ヒトラーのことが理解できるし、少し共感もしているユダヤ人には同情しているが、イスラエルはいらつく存在なので同情しすぎてはいない」2011年のカンヌ映画祭で「メランコリア」を出品したときのこの発言で映画界を干されそうになったラース・フォン・ト…

大脱獄(1970)

原題の「THEREWAS A CROOCKED MAN」(歪んだ男)とは「マザーグース」の一節ので、”不正直”や”ひねくれた”行為をする人間に使われるそうです主人公のパリス・ピットマン(カーク・ダグラス)もまさしくそんな男で仲間と強盗に入り、50万ドルを奪いますが大…

レンタネコ(2011)

「レンターネコ ねこねこ さみしい人に ネコ 貸します」以下、映画にツッコミすることが嫌いな方や荻上直子監督ファンは決して読まないでくださいこの作品も荻上ワールド全開ただ小林聡美が市川実日子に世代交代してもたいまさこが小林克也になっただけスロ…

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019)

ゴジラ映画が大好きで、自分もゴジラ映画を撮りたいと 思いながら育った少年が監督になる ゴジラとモスラが人類の味方で、キングギドラは宇宙怪獣という 数々の東宝怪獣映画へのリスペクト クリーチャーデザインにもかなり気を使ったと思います 芹沢博士にオ…

ジャンヌ・ダルク(1999)

ジャンヌ・ダルクといえばフランスの国民的ヒロインで カトリック教会における聖人 有名な絵画にもなっているし 誰でもある程度の知識を持っている偉人 そんな世界的に神聖化されている乙女を、なんのため ベッソンは自己流解釈で描いたのか シスター(カト…

五人の軍隊(1969)

これは見やすい、わかりやすい、面白い西部劇イタリア映画なので「マカロニウエスタン」ですがマカロニのような泥臭さがなく、むしろ洗練された印象ひとりづつ仲間を集めていく序盤は「七人の侍」(1954)騎兵隊を装い鉄道事強奪を図る展開は「ワイルドバン…

スーパー・チューズデー ~正義を売った日~(2011)

「政界に長くいるとひねくれるぞ、俺みたいに」原題は「THEIDES OF MARCH」"IDES"とはラテン語で”半分のところ”という意味で、月でいえば15日戯曲「ジュリアス・シーザー」で、カエサルが占い師に忠告される「Bewarethe Ides of March」(3月15日に用心しろ…

テレフォン(1977)

「森は美しく、暗く、深い だが誓いを果たし、眠るまでの道は遠い・・」のどかで小品なアクションスパイものですが、なかなか面白いむしろこれくらい派手さがないほうがいい(笑)アメリカで相次いで起った、一般市民による謎の自爆テロ1月17日、コロラド州…

デイジー・ミラー(1974)

原作は「ねじの回転」や「ある貴婦人の肖像」で有名なヘンリー・ジェイムズアメリカ人でありながら、晩年にイギリスに帰化するという経歴を持ち1940年に発刊された本作は、日本でも多く読まれてきたそうです無邪気で天真爛漫な美女に振り回される育ちのいい…

ミケランジェロ・プロジェクト(2013)

原題は「THEMONUMENTS MEN」「ミケランジェロ」専門みたいなこの邦題はなんだ(ばかだ)モニュメントとは記念碑や(歴史・考古学上の)重要記念物のこと原作はロバート・M・エドゼルの「ナチ略奪美術品を救え」歴史的美術品を戦争から守ろう、というテーマ…

インサイダー(1999)

インサイダーとは、集団や組織の中の人 (内部の事情に通じている人)のこと 実際にあった煙草産業による組織ぐるみの犯罪隠しを 告発者とTVプロデューサーの視点で描いた社会派映画 煙草が有害で中毒性があることは誰でも知ってることですし 私の場合は非喫…

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014)

「おとぎ話のような人生こそ、おとぎ話だわ」グレース・ケリーグレース公妃の自伝的作品という触れ込みですが、実はほぼフィクショングレース・ケリーを聖人化しようとした演出なのでしょうがモナコの王室は不快感を示し、現大公であるアルベール2世は(父で…

パリ、嘘つきな恋 (2018)

原題は「Toutle monde debout」(さあ立ち上がって) 予告でほとんどネタバレ(それもいかがなものか)しているので 期待しなかったのが好かったのか(笑) 素直に感動しました この恋を、ふたりの未来を、応援せずにいられない もうすぐ50歳になるジョスラ…

アラン・ドロン/ラストメッセージ~映画 人生 そして孤独~(2018)

「”アクター”(俳優)とは役を生きる者、役を演じるのは”コメディアン”」 (ここで言うコメディアンとは”芸人”ではなく”役者”のこと) 伝説の俳優アラン・ドロン(82)への独占インタビュー 『アラン・ドロン生誕83年記念祭/シネマ・ライブVOL6』の2次会…