2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

タイヨウのうた(2006)

「かっこよくない優しさに会えてよかったよ」XP=色素性乾皮症(欧米では「ムーンチャイルド」と呼ぶ)日本における色素性乾皮症患者は、約500人皮膚の露出部が紫外線にあたると紅斑や水疱が発生し、火傷のようになり損傷を受けた遺伝子が修復されないため皮…

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016)

「また会えるよ またね また明日ね」見る前から、タイトルでネタばれしていますが(笑)老人として生まれた男性がだんだん若返る(肉体が時間と逆行する)「ベンジャミンバトン」(2008)という映画もありましたこちらはパラレルワールドもので、お互いの時間の…

パシフィック・リム(2013)

「まさに、日本の特撮&アニメの“全部乗せ盛”といえる出来に大満腹!」 と評した、貞本義行氏(漫画家・キャラクターデザイナー)の言う通りで(笑) 展開は少年ジャンプ系、永遠の脳みそだけ中学生に捧げる怪作 「進撃の巨人」(2015)もデルトロに撮ってもら…

幸福の罪(2011)

原題であるチェコ語の「nevinnost」は「無罪」や「無邪気」という意味もあるそうです女性の一途で純粋な愛情、と言えば聞こえがいいですがいわゆる「メンヘラ」(”心に問題を抱えている人”という意味のインターネットスラング)ものメンヘラタイプの女性は、…

人生、ブラボー!(2011)

原題の「STARBUCK」とはカナダ牛でも有名な種雄牛のことで 80年代から90年代にかけて、多くの優秀な子牛を誕生させ さらに45ケ国に685,000本の精液が輸出され 精液販売で得た総収入は、25000万ドル(207億円強)にもなり 生涯を通じてのその高い人気を維持し…

ありがとう、トニ・エルドマン(2016)

「お前、本当にそれでも人間なのか?」ヨーロッパ中の映画賞を片っ端から受賞したというドイツ映画ちょうど「ラ・ラ・ランド」の大ヒット中に劇場予告をやっていたのでタイトルと簡単なあらすじは、何となく記憶にある方も多いと思いますしかし実際に見たら…

ぼくと魔法の言葉たち(2017)

「人生とはつらいことの連続なの つらいから次に進むしかないの」原作は「ディズニー・セラピー自閉症のわが子が教えてくれたこと」著者で主人公の父親でもあるロン・サスカインドはウォール・ストリートジャーナル紙時代にはピューリッツァー賞を受賞記者を…

僕と彼女とオーソン・ウェルズ(2008)

「ビフォア~」シリーズのリチャード・リンクレイター監督つながりで鑑賞原題は「MEAND ORSON WELLES」で邦題の「彼女」成分はかなり少なめです(笑)役者志望の高校生のリチャード(ザック・エフロン)が後に伝説的映画作家になるオーソン・ウェルズ率いる…

ビフォア・ミッドナイト(2013)

「今の私と列車の中で出会ったら、声をかけてきた?」「今の僕に誘われたら、一緒に列車を降りたかい?」それは100%ありえない(笑)「恋人までの距離(ディスタンス)」(1995)でのウィーンの一夜の恋「ビフォア・サンセット」(2004)でのパリで再会した…

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017)

原題は「ThePost(ザ・ポスト)」ワシントン・ポスト紙のこと 「大統領の陰謀」(1976)は”ウォーターゲート事件”(1972)を調査した ワシントン・ポストのふたりの記者の手記を元にしたドラマですが こちらはその前年の1971年、NYタイムズがスクープした ベトナ…

チャッピー(2015)

人工知能ロボットが人間に変わって仕事をすることに賛否両論ありますが、私はどちらかといえば肯定派仕事を間違えたり、忘れたり、サボったりしないし愛想笑いをしたり、話をあわせたり、気を使わなくてもいいハラスメントやいじめという人間関係のトラブル…

誰よりも狙われた男(2013)

ジョン・ル・カレ原作のポリティカル(政治的)スリラーでル・カレ本人も製作総指揮に加わった意欲作「裏切りのサーカス」(2011)でもそうでしたが静かな熱量を持ったシリアスドラマ今のままではテロはいつまでたっても終わらない主張の強い作品でしたしかし…

ブルゴーニュで会いましょう(2015)

原題は「PREMIERSCRUS」(プルミエ・クリュ=1級畑)フランス東部のアロース・コルトンは人口200人に満たない小さな村で優れたワインを産する歴史のあるドメーヌも多くブルゴーニュでは珍しい、赤・白両方の特級畑を持つそうですしかし、農家の後継者不足に…

今年もよろしくお願いします

新年あけましておめでとうございます新しい年がみなさまにとって素晴らしい1年になりますようにそして今年もたくさんの素敵な映画に出会えますように2019年元旦 星屑シネマ