2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

世界にひとつのプレイブック(2012)

「プレイブック」とは、アメフトのチーム それぞれが持っている作戦図のこと ジェニファー・ローレンスがオスカーを受賞 あのロバート・デ・ニーロとタイマンを張るのは見事でしたね デ・ニーロに演技で「負けたくない」オーラがバンバン出ていました(笑) 作…

ローマでアモーレ(2012)

原題は「To Rome with Love」ローマへ愛をこめて4つのお話が同時進行するというオムニバスそれぞれの話に繋がりはなくイタリア式喜劇のような作りになっていますソフィア・ローレンはペネロペ・クルスマストロヤンニはアレック・ボールドウィン、なのですね…

セレブリティ(1998)

ヒロインがバナナでフェラチオの練習をしているシーンのとき(皮をむく、むかないが妙に凝った編集)いつもは仕事で帰りの遅い夫が急に帰ってきて慌てて画面を切り替えた私です(笑)公開当時はディカプリオファンがディカプリオ目当てに見に行き主演時間がた…

ナポレオン・ダイナマイト(2004)

邦題の「バス男」(「電車男」に便乗したらしい)が日本一最低の邦題と呼ばれ、あまりに批判が多かったためタイトルをリニューアルしたという珍しい作品それくらいファンの多い作品のようですタイトルバックが始まってすぐ、低予算なのがわかります「お金を…

タイピスト!(2012)

イメージとは違うすごい体育会系ムービーでびっくりしました(笑)スポ根的「お仕事ラブコメ」ですタイトル・バックは「シャレード」(1963)タイピストがヒロインなのは「パリで一緒に」(1964)男性が女性を一流に育て上げるのは「マイ・フェア・レディ」(1964)…

バチカンで逢いましょう(2012)

「男は1度に2つのことはムリ」「イタリア男は別かと・・」「男は皆同じよ」プチ「ローマの休日」とプチ「旅情」を感じるドイツ映画最近はシニアの恋愛映画がずいぶん多い気がしますもしかしたら今時のシニアは、若い人よりも肉食系なのかも(笑)40年連れ添っ…

愛する人(2009)

アメリカではシングル・マザーを選ぶ女性や養子縁組がかなり多いのでしょう評価もそれなりに高く感動したというレビューが多かったのですが私はあまり共感できませんでした前半はベッドシーンがやたら多しナオミ・ワッツがエロでワルすぎサスペンスです(笑)…

パーマネント・バケーション(1980)

大学の卒業制作作品であるにもかかわらず 注目され劇場公開されたという本作 ニューヨーク州立大学で講師をしていた ニコラス・レイへ捧げる、ジャームッシュからの ラブレターか挑戦状 意味はないけれど、まだ若く背伸びしている感じが新鮮でした ただ淡々…

きっと、うまくいく(2009)

インド映画は長いので、見るのを避ける傾向にあるのですが(笑) アマゾンプライムビデオでほとんどの人が★5と 高い評価だったので見てみました インドでは「マサラシステム」上映といい 劇場内で観客が踊って歌って しまいにはクラッカーまで鳴らして鑑賞する…

リスボンに誘われて(2013)

よかったです1970年代のポルトガルのサラザール独裁時代のひとりのレジスタンスの過去を探るサスペンスでも、それより大人の恋愛映画として佳作でしたスイスのベルンの高校で、古典文献学の教師をしているライムント・グレゴリウス(ジェレミー・アイアンズ…

ブルージャスミン(2013)

「Blue Moon」ケイト・ブランシェット演じるジャスミンはこの曲がすごく好きアレンの選曲はいつも上品でセンスがいいですねでも、そんな上品な映画ではありませんでした実在する史上最大級の巨額詐欺事件の犯人バーナード・マドフという人物のルースという奥…

ギター弾きの恋(1999)

「オレは世界で二番目にギターが上手い 一番上手いのはジャンゴ・ラインハルト」うわあ、見事に騙されました(爆)ウディ・アレンお得意のインタビュー形式で物語は進行しいかにも評論家が真面目にエメット・レイという人物を語ります(ナット・ヘンホフという…

マイ・プライベート・アイダホ(1991)

リバー・フェニックスとキアヌ・リーヴスのボーイズ・ラブ腐女子でなくとも、腐女子になってしまいます(笑)原作はシェイクスピアの「ヘンリー四世」それをもとにした「オーソン・ウェルズのフォルスタッフ」のオマージュということですが「スケアクロウ」「…

コーヒー&シガレッツ(2003)

タイトルからコーヒーと煙草に対する 味だとか、香りだとか、淹れ方だとかの 凄いこだわりの作品だと思って スタバのコーヒーより、セブンイレブンのドリップコーヒーのほうが 美味しいと思ってる貧乏舌の私はちょっと敬遠していたのですが そんなこだわりや…

プレシャス(2009)

こんなにも絶望的で、未来さえない少女をよくここまでカラっと前向きに描けたと思います虐待を受け、読み書きもできない、挙句の果てにはHIVそんなヒロインが「大学に行く」と決断するまでの物語16歳の黒人で肥満の女の子、プレシャスは2度目の妊娠中子ども…

サンセット大通り(1950)

「奥様、アイシャドウの濃さが左右で若干違います」1989年に創立された「アメリカ国立フィルム」選定リストの第1回(25本)登録作品に選ばれた正真正銘の傑作映画でありワイルダーの代表作確かに凄い物語でしたホラーに近いといってもいいローンが支払えず…

ブロードウェイと銃弾(1994)

面白かったですアレンはあわないという「アレン・アレルギー」のムービー・ファンでも楽しめる作品ではないでしょうか1920年代のブロードウェイ「ミッド・ナイト・イン・パリ」で主張していた通りアレンは本当に20年代が好きなのですね(笑)黄金色のクラシ…

誘惑のアフロディーテ(1995)

マドンナはミラ・ソルヴィーノとヘレナ・ボナム・カーターアレンは配役を選ぶことにかけても天才だと思いますアレンの映画に主演すればアカデミー賞にノミネートされることもしばしばミラも見事オスカーを受賞しましたねアフロディーテとは、「愛と美と性を…

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984)

「なんだその曲は おれの趣味じゃない」「スクリーミン・ジェイ・ホーキンスよ 文句ある?」 当時のジム・ジャームッシュはお金がなさ過ぎて 撮影現場を訪れては余ったフィルムをもらい やっと本作を撮り上げたそう そんななにも無いのが、この映画のいいと…

ヤギと男と男と壁と(2009)

豪華キャストの怪演による ヤギを目ヂカラで殺す訓練をするという ちょっと風変わりな戦争コメディ 原題は「The Men Who Stare at Goats」(ヤギを見つめる男たち) この覚えにくい邦題は何でしょう(笑) 軍隊に超能力とヒッピー思想を取り入れるという かな…

ブエノスアイレス(1997)

「ウィンの手が早く治らないよう願った 幸せだったから」 素晴らしい映画でした 私の中で、ウォン・カーウァイが パトリス・ルコントと並んだ瞬間 クリストファー・ドイルのカメラにはいつも度肝を抜かれます 完璧に完成されていて、一瞬として凡庸なショッ…

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996)

マドンナは、ゴールディ・ホーンにジュリア・ロバーツアレン作品を見ていくうちに(プラトニックではない)「男はつらいよ」に見えてきました(笑)身勝手な屁理屈醜男が美女と出会い、恋をする寅さんは毎回振られてしまいますがアレンは振られるときもあるけど…

地球は女で回ってる(1997)

「あなたの人生はニヒリズム(虚無)とサーカズム(風刺)とオルガズムよ!」「その標語ならフランスでは選挙に勝てる」原題は「Deconstructing Harry」直訳すると「解体 ハリー」女性賛美的な邦題ですが、性的描写も露骨ですしデートムービーには絶対おすす…

ビバリーヒルズ・コップ(1984)

ストーリーも音楽もゴキゲン80年代を代表するコメディでしょうしかも単なる面白いだけのオバカ映画ではなく「境遇の異なる人々が徐々に判りあう」というテーマの描写が巧みでラストにはハートフルな気分になれますオープニングのデトロイトの風景でスリラ…

ヤング≒アダルト(2011)

毒は濃いですが、私はよかったですシャーリーズ・セロンがうまい病気か正常かのギリギリのライン映画そのものはイタイ勘違い女を描いたコメディですが嘘偽りのない、オンナの本音と本当の姿リアルな演技が真に迫っていますミネアポリスでヤングアダルト(テ…

誘う女(1995)

実話をベースにしたコメディタッチのフェイクドキュメンタリー 事件後の関係者インタビューという形式で ストーリーは展開していきます 実際の事件はパメラという女性教師が、夫殺しを企て 男子生徒と関係を持ち、他の特定の生徒も家に誘い込み 「ナインハー…

マンハッタン(1979)

アレン作品の中でも「アニー・ホール」と並ぶ人気があり 評価も高め やはり良かったです ジョージ・ガーシュウィンのスタンダード・ナンバーも ゴードン・ウィリスのシャープな映像も マンハッタンの風景にぴったりで マンハッタンという街が主人公と言って…

ミッドナイト・イン・パリ(2011)

「昔はよかった」男性がよく使う言葉のような気がします(笑)主人公のギルも現在でない過去に憧れていますそれは作家や芸術家が集う20年代のパリ憧れのパリで、憧れの作家の足跡をたどりたい古いアパートの屋根裏部屋を訪ねたい雨に濡れて散歩したいだけれど…

マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011)

イギリスに住む老男女7人が格安なリゾートホテルで長期滞在するためインドのジャイプールまでやってきますしかしインターネットの豪華な広告とは違いそこのあったのは古いボロホテルでしたそのホテルの若い支配人ソニーがいいんです前向きで明るい性格が、い…

死刑台のエレベーター(1957)

ジャンヌ・モローさんを偲ぶジャンヌ・モローの主演作で私がいちばん好きなのは「突然 炎のごとく」でも、いちばん傑作だと思うのは「死刑台のエレベーター」当時25歳だった新人監督ルイ・マルと新進作家ロジェ・ニミエによる脚本カメラは新人アンリ・ドカエ…