2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ダ・ヴィンチ・コード(2006)

「今世紀最大の話題作」 「ローマ教会(カトリック教会)はイエス・キリストを冒涜したものだとして ボイコットを呼びかけた」 国によっては公開するのしないのだとかずいぶん話題となり 見る前からこれほど期待に胸を膨らませた作品はありません しかし当時…

アフリカの女王(1951)

「ホワイトハンター ブラックハート」ではこの作品の撮影時のヒューストン監督の傍若無人ぶりが描かれていましたキャサリン・ヘプバーンものちに「『アフリカの女王』とわたし」という著書を記していますし、かなりのエピソードをもつ作品なのでしょうさすが…

グラディエーター(2000)

コスプレ史劇萌えはあまりしないタイプなのですがこの作品に限ってはとても好きです何より話が分かりやすい善悪がはっきりしていて感情移入しやすいこの寡黙でタフな役柄のラッセル・クロウに当時はすっかりやられ、ファンになってしまいました(笑)ホアキン…

エネミー・オブ・アメリカ(1998)

「監視社会は必要だが、監視する人間を監視する人間も必要だ」「じゃあその人は誰が監視するの?」日本でも、特定秘密保護法、安保関連法、盗聴案共謀罪といった法案が次々と可決になっていますが駅周辺では反対派?の人たちがビラを配っているのもよく見か…

ナイト・アンド・ザ・シティ(1992)

オリジナル版の「街の野獣」(1950)は知らない作品 こちらのリメイク版は、駄作とまでは言いませんが あまり魅力は感じられない作品でした 何より致命的だったのが、ボクシングの興行や ギャングとの衝突という設定が時代とあっていないということ ハリーはニ…

大いなる男たち(1969)

「大いなる・・」がつくシリーズ(笑) これもタイトルは忘れていましたが見ていました マクラグレン監督がお得意な感じの娯楽西部(というより南部)劇 南北戦争が終わり、家も土地も奪われるかもしれない南軍大佐ハドソン 彼は残兵とその家族を率いりメキシ…

大いなる決闘(1976)

「大いなる・・」がつくシリーズ似たようなタイトルが多いと、見たかどうか忘れてしまうのですが過去にも見ていた作品でした(笑)元保安官のバーゲード(ヘストン)に復讐するためだけに脱獄した凶悪犯ブロボ(コバーン)コバーンの残酷で粘着質な悪役がすご…

すてきな片想い(1984)

「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」とずいぶん展開が似ているなと思ったらヒューズ監督は「プリティ・・」の脚本も手掛けているのですね姉の結婚式のドタバタのため家族全員に16歳の誕生日を忘れられてしまったサマンサかなり落ち込んでしまいます(…

ある日どこかで(1980)

「あなたなの?」私が今まで見た映画の中でいちばん「奇跡的」な作品かも知れませんまるでハーレクイン・ロマンスのようなベタな恋愛に時空を超えて恋した人に会いに行くというSFもの辻褄があうわけもない無理な展開なうえラストも決してハッピーエンドでは…

バックドラフト(1991)

やっぱり面白い ハンス・ジマーの音楽もいいし (「料理の鉄人」のほうがメジャーになりましたが 笑) 古いにもかかわらず、特撮の効果の出し方が非常にうまい この作品以上の火災現場を描いた作品はほかにないでしょう あくまで主人公は「炎」 その炎と命を…

スパルタンX(1984)

下記の解説にすべて書いてあるのですが(笑)ゴールデントリオのまさしく黄金期監督は(松田優作になりたかった?笑)サモ・ハンさすが人気作品なだけあって、これも面白い精神病院(今ならギリギリ 笑)に入院している父親をお見舞いにいったら父親のガールフ…

プロジェクトA2/史上最大の標的(1987)

サモハンとユン・ピョウが(スケジュールがあわず)出ていないだけで、がっかり感が満点そんな理由でからか1作目ほど評価は高くありませんが私は結構な面白さだと思います中国の革命といえば、文化革命・・ではなく国家転覆を企てる辛亥革命があった時代警…

プロジェクトA(1983)

ジャッキー × サモハン × ユン・ピョウのゴールデントリオ主演ジャッキー映画の中でも特に人気の高い1本三人の勢いと、お互いのライバル心が生み出す寸分の狂いもないギリギリのアクションは、もう芸術椅子だろうが、食べ物だろうが、なんだって立派な武器自…

大統領の陰謀(1976)

ウォーターゲート事件を題材にしたセミ・ドキュメンタリー 大統領の側近による選挙戦の裏工作に気づいた記者が 様々な圧力に抵抗しながらも取材活動を続け 当時の政権を退陣に追い込んだ実話の映画化 かなり硬派な1本でありますが ワシントンポストの社運と…

ヒッチコックの ファミリー・プロット(1976)

ヒッチさんが76歳でメガホンを取った最後の作品 テレビムービーのようなコメディタッチのサスペンスでしたが こういうユルい作風も私はすきです 地上波での吹き替え版は山田康雄さんと小原乃梨子さんということで これは登場人物にぴったりな声ですし 評判も…

青い山脈(1949)

♪若く明るい歌声に~♪という主題歌とともに公開当時は大ヒットしたという有名な作品私もこの歌は聞いたことがありますしかし、爽やかな青春かと思ったらちょっとドロドロとした「いじめ」ものでしたそれを戦前の封建的な考えからくるものだと古い体制には断…

山の音(1954)

成瀬版、シンデレラ物語か 小津作品の「晩春」の後日談のような物語 「晩春」では実の父娘の感情を越えた思いを感じますが ここでは嫁と舅の、肉体でこそ結ばれることはありませんでしたが 深い愛情を描いています 舅の尾形信吾は、有能な社長か重役なのでし…

わが青春に悔なし(1946)

「自由の裏には、苦しい犠牲と、責任がある事を忘れちゃいかん」昭和8年に起きた京大滝川事件と昭和26年のゾルゲ事件を題材した黒澤監督の戦後第一作となる反戦映画ということしかし事件性を重視するというよりは(滝川教授をモデルとした)八木原教授の娘…

アフター・アース(2013)

親バカ度の高いハリウッドセレブは多いけれどウィル・スミスはその中でもかなり上位この作品も「幸せのちから」「ベスト・キッド」に続き息子ちゃんのためだけに制作したのでしょうでも幼い時から親の七光りで注目を浴びたならロクな大人にならないと思って…

ブルース・ブラザース2000(1998)

本当にこんなバンドがあったら、勝てるわけがないじゃない!「デジタル音楽によって 70年間人類を楽しませてきた伝統音楽が消えてしまう!」ジョン・ベルーシを偲んでの、同窓会的な作品です前作に負けないくらいの超豪華な顔ぶれルイジアナ・ゲーター・ボ…

ブルース・ブラザース(1980)

「コメディ」というジャンルのミュージカル映画今見たら、それほど笑えませんでした(笑)カーチェイス・シーンも無駄にクドい(笑)それでも、やはり音楽は素晴らしいですブラック・ミュージックをたとえ知らなくても「本物」ということはすぐわかる自然と身体…

ダウンタウン物語(1976)

オール子役の禁酒法時代のマフィア映画のパロディといっても、お洒落で粋でとても丁寧に作られていますポール・ウィリアムスの音楽も素晴らしくアラン・パーカー監督の職人気質が伝わるミュージカル映画の傑作でしょう時代は禁酒法下のニューヨークダウンタ…

砂漠の流れ者(1970)

原題は「ケーブル・ホーグのバラード」下のallcinemaさんの解説では「そこまでの映画か?」とありますが(笑)暴力描写で有名なペキンパー監督ですがこちらの作品はどちらかというとコミカルでミュージカルっぽいシーンまであります宗教色もかなり強いですねペ…

ロード・オブ・ドッグタウン(2005)

1970年代、カリフォルニア州ベニスからスケートボード・ムーブメントを世界中に広げた「Z-Boys」の伝説的メンバージェイ・アダムス、トニー・アルバ、ステイシー・ペラルタの物語プロでもアマでも、スケートボーダーにとっては憧れのレジェンドの若かりし日…

ワイルド・アパッチ(1972)

これは傑作でしたリアルな描写に、ほかの西部劇の多くが子ども騙しにしかか見えなくなってしまいます自作「アパッチ」(1954)にベトナム戦争反対の意味を込めたセルフリメイクということかといって反戦の押しつけがましさは一切ありません暴力を、残虐を、怒…

愛と哀しみの果て(1985)

原題は「アフリカの日々」(Out of Africa) 同じ作者の「運命譚」(Anecdotes of Destiny)という作品は 「バベットの晩餐会」のタイトルで映画化されました 大人になって改めて見たほうが、良かったですね 文芸的で、哲学的、そして自然回帰 だからといっ…