2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

歩いても 歩いても(2007)

地味ですがなかなかの傑作。 まるでタイムスリップしたように子どもの頃そのままの台所、急な階段、居間から出入りできる庭・・何年経っても変わらない、親が年老いていく以外は。そんな、ザ・実家ストリー。 成長し結婚し家を出た息子や娘が里帰りするまた…

勝手に妄想ネズミーランドdeデート

しばらく更新をサボって東京ネズミーランドなどに行っていました。 もちろんデートです。海賊のカレと待ち合わせなの。 色白になる前のカレとも密会。 でもやっぱり本命は王子様かしら。ロイヤルウェディングが待ってるわ。 遅れたけど自己紹介をするわ。こ…

零戦燃ゆ(1984)

男の子の多くは物心がついた時から誰に教わったわけでもなく飛行機を手に持っては飛ばしタイヤの付く乗り物を走らせ木の枝で刀やピストルを真似ます。食べるのや寝るのと同じく、本能なのでしょう。 貧しい田舎出身の浜田(堤大次郎)と水島(橋爪淳)が海…

太平洋ひとりぼっち(1963)

日本を代表する海洋冒険家、堀江謙一さんの 日本人として初めて太平洋を単独横断したときの 実話に基づいた作品。 森雅之さん田中絹代さん浅丘ルリ子さんという豪華な顔ぶれですが ほぼ石原裕次郎さんのひとり芝居。 1962年。 まだ海外旅行が自由化され…

座頭市(1989)

当時、殺陣のリハーサル中に日本刀(真剣)が俳優の首に刺さり死亡してしまい一大スキャンダルとして報道され、バッシングされていたのを覚えています。しかし映画は大ヒットしました。 リアリティを出すための演出へのこだわりの為に、死者まで出してしま…

男はつらいよ 柴又慕情(1972)

シリーズ9作目マドンナは吉永小百合さん。 吉永小百合さんと倍賞千恵子さんのツーショットこれだけでも見る価値はあるでしょう。清楚で可憐でそして美しい。 吉永さんと倍賞さんを見るための「男はつらいよ」そう言い切れます。 旅先で出会った若い女性の…

男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971)

シリーズ8作目マドンナは池内淳子さん。 「兄ちゃんのこんな暮らしがうらやましいと思ったことあるか?」 「あるわ・・」「一度はおにいちゃんと交換して、私のことを心配させたいわ」 じーんときました。涙が出ました。寅さんが寅さんらしく、さくらちゃ…

小津安二郎・没後50年 隠された視線(2013)

小津安二郎の映像美学に迫るドキュメンタリー。 私は映画製作については興味がある方ではなく DVDに特典で付いてくるメイキングなども見ることはないほうですが これは面白かったですね。 いわゆるギョーカイの派手な雰囲気を微塵も感じさせない 職人気質…

刑事コロンボ/黒のエチュード(1972)

シリーズ10作目指揮者の襟の花 【解説】allcinemaより浮気相手の女性に結婚を迫られた、大楽団の指揮者アレックス(J・カサヴェテス)は、自殺に見せかけて彼女を殺害する。そして自分はコンサートの指揮をとりアリバイを作り上げた。死の現場に呼ばれた…

刑事コロンボ/パイルD-3の壁(1971)

シリーズ9作目建設中のパイルから死体が出てこないあとの駆け引き 【解説】allcinemaより大事業家が失踪するという事件が発生した。失踪の直前、彼は出資していた建築家(P・オニール)と、金銭のことで揉めていたことが判明する。建築家は、事業家の妻と…

刑事コロンボ/もう一つの鍵(1971)

シリーズ7作目玄関に置かれた新聞 【解説】allcinemaより厳格な兄に頭を押さえつけられていた妹ベス(S・クラーク)は、ボーイフレンドの事で言い争いとなり、口うるさい兄の殺害を計画した。彼女は兄を射殺し、窓から侵入したように見せかけて、泥棒と間…

アメイジング・グレイス(2006)

誰でも耳にしたことがあるだろう有名な曲「ア メイジング・グレイス」。 多くのアーティストがカバーしていて、とてもロマンチックに聞えますが 本当は、のちに牧師となった奴隷船の元船長が 自分の罪を悔やんで作詞した賛美歌だったのですね。 この作品、曲…

ボーン・アルティメイタム(2007)

シリーズものも3作目ともなると、1作目とはブレてしまう作品が多い中最後まで「自分探し」という一貫した統一感があったことは良かったです。「ロード・オブ・リング」の完璧な完結とまではいきませんでしたが。 CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン…

ラスト・アクション・ヒーロー(1993)

小中学生の男の子が観たらとても楽しいアクション映画ではないかと思います。 ニューヨークのある寂れた映画館に入り浸る少年ダニーはアクション映画のヒーローであるジャック・スレイターの大ファン。ある日、映写技師のニックから不思議なチケットをもら…

刑事コロンボ/二枚のドガの絵(1971)

シリーズ6作目美術生(恋人)の絵 【解説】allcinemaより高額な絵画を手にいれるため、億万長者で画家の叔父を射殺する美術評論家。彼は、共犯の恋人まで手にかけ、全ての罪を叔母になすりつけようとするが、思いがけない指紋の存在によってコロンボに事件…

刑事コロンボ/ホリスター将軍のコレクション(1971)

シリーズ5作目展示品の中の銃 【解説】allcinemaより今では軍を退役し建設会社を経営するホリスター将軍(E・アルバート)は、海軍大佐と共謀して軍の金を横領していた。だが近々会社に調査が入ることになり、大佐は弱腰になっていた。そんな大佐に危機感…

ヴェラクルス(1954)

爽やかさに無縁といえばこの人!さすがのアルドリッチ監督。 とことん不敵で濃くて暑苦しい。 埃と汗で体臭が臭ってきそうでしたが 理屈抜きに楽しい娯楽アクションでした。 南北戦争直後の物騒な風潮の残るメキシコ。 南軍元大佐のトレーン(クーパー)は馬…

怒りの荒野(1967)

新年あけましておめでとうございます。今年もたくさんの素晴らしい映画と出会えたらいいですね。 さて、私が今年初のレビューに選んだのはこの1本。憧れのクリーフ様と伊達男ジェンマのマカロニ・ウェスタン2大スターの共演作。オープニングの曲、タイト…