2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

隠蔽捜査【今井敏】(2005)

この小説はドラマ化もされていますしシリーズにもなっている人気のミステリーですよね。そして「隠蔽捜査」というこのタイトルなんとも警察小説ファンの心をくすぐります。笑 警察官が犯した殺人事件。自供したにも関わらず捜査現場の様子はおかしく捜査も…

私がクマにキレた理由(わけ)(2008)

大学を卒業し就職活動中のアニーは、名前を「ナニー」と聞き間違えられことから ニューヨークのセレブな家庭で、本当に住み込みでナニーとして 働くことになります。 タイトルの「クマ」とは監視用の隠しカメラを装備した熊のぬいぐるみの事。 アメリカでは…

モンタナの風に抱かれて(1998)

なにがすごいって、心と身体に傷を負った馬のピルグリムの迫真の演技。事故で暴れ馬になってしまったピルグリムが、再び人間に心を許してゆくエピソードは実に感動的です。恐怖から、優しさへと変わってゆくその眼差しに動物好きの方なら思わず涙を流してし…

ザ・タウン(2010)

ベン・アフレックが「ヒート」の影響を受け撮影したという作品。案の定「ヒート」の二番煎じにはなっていますが銀行強盗をするシーンはいいですね、なかなかスタイリッシュ。路地裏を閉鎖して撮影されたという、(CGではない)カーチェイスも圧巻。 銀行…

幻影師アイゼンハイム(2006)

良家のお嬢様のソフィ(ジェシカ・ビール)と平民の子アイゼンハイム(エドワード・ノートン)は幼友達でした。ふたりはお互いに惹かれあっていましたが、身分の違いによって引き裂かれます。そして10年後、アイゼンハイムは有名なマジシャンとなりソフィ…

息もできない(2010)

「人を殴る野郎は、自分は殴られないと思っている。 でも痛い目に遭う日がくる。 そのサイテーの日が今日で、殴るのもサイテーの奴だ」 思い返してみると、私は一度も親に叩かれた経験がありません。きょうだい喧嘩も年齢が離れているせいか、した記憶がな…

彼女を見ればわかること(2001)

仕事で成功したり、美貌に恵まれていたりしながらもどこか満たされない、なにかが足りない・・私的には共感できる登場人物ではありませんでしたがでも、もし自分が独身のキャリアウーマンだったなら違う視点で観れたと思います。 「あなたは幸せのフリをす…

最後の恋に勝つルール(2005)

「最後の恋に勝つルール」・・もし自分が20代で独身で彼氏なしなら飛びつきそうなタイトルです。笑なかなか良い邦題かもですね。しかし内容は全然違いましたけど。 ニューヨーク行きの飛行機の中でトイレに立ったオリバー(アシュトン)は空港で見かけたエ…

メリーに首ったけ(1998)

こういう作品を観てまず思うのは 「日本には卒業プロムがなくて本当に良かった・・」です。笑 学園一の人気者メリー(キャメロン)と一緒にプロムパーティーに行く約束したテッド(ベン・ステイラー)。 しかし当日ズボンのファスナーで大切な部分を挟んでし…

ロッキー・ザ・ファイナル(2006)

「クレイジーなおいぼれめ!」 「・・おまえもいずれそうなる。」 正真正銘のロッキー最終作。笑 この作品、鑑賞する年代で評価が違うのではないかな、と個人的に思います。 若い世代の方が観たなら 「いい年をしたオッサンがボクシングなどばかばかしい」 …

ロッキー5/最後のドラマ(1990)

allcinemaの解説も厳しいですが。笑 シリーズのなかでも一番評価が悪いようですね、最後のドラマ。 脳に障害が見つかったうえ、会計士の不正により無一文になってしまった ロッキー。 ミッキーが残してくれたジムで、トレーナーとして新たな人生を歩み始めま…

ロッキー4(1985)

ジェームス・ブラウンが登場したり、ある意味見る価値はあります。ゴルバチョフ書記長(当時)のそっくりさんも登場します。そういえば「ペレストロイカ」なんて言葉、流行りましたよね。(あまり言うと年がばれるよ?笑) ソ連の先進科学トレーニングが生…

ロッキー3(1982)

ゴロツキで、お金もなく、字も満足に読めなかったロッキー。 目が見えない?鼻が潰れた?で ボクサーとしての選手生命の危機だったはずなのに プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンとして10度もの防衛に成功。 そして豪邸に住み、高級スーツを着込み、…

ロッキー2(1979)

「君が女らしくあるように、俺は男らしくありたい・・だから止めないでくれ」 世界チャンピオンに敗れたものの、一夜にしてヒーローになったロッキー。 エイドリアンにプロポーズ、そして結婚。 家も車も買いエイドリアンのお腹には赤ちゃんも出来ます。 し…

ロッキー(1976)

この作品、まだご覧になられていない方でも たぶんだいたいの内容は知っていることでしょう。 それくらい捻りのない単純なストリー、それがたまらなく素晴らしい。 30歳でヤクザな高利貸しの取立てをしながら 場末で賭けボクシングをする3流ボクサーのロ…

十七人の忍者(1963)

出ました、何人シリーズ。 家光と、次期将軍の座を狙う駿河大納言忠長(家光の弟)との確執。幕府の密命により、駿府城にある連判状を盗み出すために忍び込む17人の伊賀忍者隊とこれに攻防する、駿府側の根来忍者との戦い。伊賀忍法と根来忍法、はたして…

かあちゃん(2001)

見やすい映画でしたね。 貧乏長屋で身銭を削ってコツコツと貯金する一家。長屋のみんなはその一家をひがみ、あることないこと悪口を言います。それを小耳に挟んだ若い男は、ある夜その家に泥棒に入るのです。ところが、そこの女将は若い男にお金を貯めてい…

アフタースクール(2008)

「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる」という言葉がありますね。「男は過去に生き、女は今日を生きる」とも言いますが。この作品でもそうですね。男性とはこうも、初恋の相手が忘れられないものなのでしょうか?(みんなはどう?笑) と…

夕陽に赤い俺の顔(1961)

♪月が出たならお前を殺す♪ 真っ暗闇ならキッス!キッス!♪俺はお前の墓場だぜ♪寂しがり屋の墓場だぜ~ カルト的な作品でしたね。奇妙なノリの、アクション&ミュージカルそしてコメディの殺し屋もの。ナンセンスで破天荒ですが、とてもモダン。好きな人は好…

大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932)

私はよく電化製品を壊すんです。 別に乱暴な扱いをしているわけでもないのに 10年以上はもっという家電が数年で壊れたり 職場でも私が部屋にはいったとたんに、照明が切れることがあります。 周囲の人からも「身体から何か電磁波が出てるんじゃないの?」 …

突入せよ!あさま山荘事件(2002)

「人質は必ず生きて救出せよ」「犯人は全員生け捕りにせよ」「銃器の使用は警察庁許可事項」 負傷者24名、殉職者4名、民間犠牲者1名を出した「あさま山荘事件」を警察側の視点からのみ描いた物語。 警視庁とか地方警察の警察組織の問題点を描いた作品の…

青い鳥(2008)

「本気で話すことは、本気で聞かなければいけない。」教育委員会からやって来た、どもってうまく話せない吃音(きつおん)の村内先生。 公立の小中学校では、先生や生徒になにかしら大きな問題があったときにやってきますよね。教育委員会から先生が。笑 職…

ランドリー(2001)

「アイだよ・・」「こういうの地球じゃ『アイ』っていうんだよ、宇宙では知らないけどね。」 窪塚クンも、小雪ちゃんも、凄い演技を魅せているわけじゃないし名作とか秀作とかいうわけじゃないけど、ファンタジックでとても好きなんだ。この映画・・なんて…

オブリビオン(2013)

美術のセンスが良いですし、映像もとても美しいです。 トム・クルーズ50歳の素晴らしい裸体サービスもありました。笑 過去のSF大作の寄せ集め的な展開は否定できませんが 映画館の大画面で鑑賞するのに向いていると思います。 エイリアンとの戦争の後、…

敦煌 とんこう (1989)

「文字を持たない民族は滅びる」 漢人の支配下に置かれることを拒んだ西夏人は自分たちの国と文字を作ろうと必死でした。行徳(佐藤浩市)は西夏の皇帝李元昊(渡瀬恒彦)の命令で西夏文字の辞書を作る仕事に取り組みます。 西田敏行さんが、若くてスリムで…

タンポポ(1985)

女手一つで息子を育てながらラーメン屋をきりもする未亡人の再生ストーリーとさまざまな食にまつわるエピソード。だからって、役所広司さんが黒田福美さんに塩をフリフリしてレモンを絞って食べちゃうシーンとかは・・必要だったのかしら? ラーメン通って…

助太刀屋助六(2002)

岡本監督の遺作ということです。なんとなく西部劇っぽい時代劇という印象でしたが。岡本監督は西部劇の大ファンなんだそうですね。(私と同じだぁ~。笑) ひょんなことから、他人の仇討ちを助太刀してしまったことからやみつきになりそれを稼業とする「助…

喜劇/女は度胸(1969)

「フランシーヌの場合は あまりにも おばかさん フランシーヌの場合は あまりにも 寂しい 3月30日の日曜日 パリの朝に 燃えた命ひとつ フランシーヌ 」 とにかく、濃かったです。 トラック運転手の兄(渥美清)の交際相手?の売春婦が自分の恋人の愛子(…

神様のくれた赤ん坊(1979)

「もしかして私たちの考えてることって、同じなんじゃないかしら?」 同棲中の女優志望の小夜子(桃井かおり)と漫画家志望の晋作(渡瀬恒彦)。そこに突然連れてこられた、晋作の子かも知れないという5歳くらいの男の子。子どもの父親候補は晋作を含めて…